石橋を叩いても渡らない

と母が娘の性格を一言で表現する程、慎重で臆病、表現すること、行動することがとても苦手だったと語る、セラピストの本村亜紀さん。
大きな転機は、「20歳の誕生日」と当時の決意を振り返る。
それまで心配することばかりで全てにおいて消極的だった人生を、20代は自分の得意不得意を見つける為に、なんでも自由に挑戦してみようと決めた。だが、若いうちは失敗することが特権だと様々に行動する一方で、心の中は常に不安でいっぱい。毎回行動に移しながらも、自分の選択を後悔ばかりしていた。

そんな中でも、亜紀さんには「常に意識し、大切にしていることがありました」と教えてくれた。それは「自分の心の声を聴く」こと。それはまるで今にも消えてしまいそうな小さなメッセージ。そしてそのことが習慣化してくると、次第に心と体の反応でサインが捉えられるようになったきたのだそう。でも心配癖だけは40代に入ってもなかなか改善されなかった。

結婚後、東京から長野県へ移住する。そこで理想的なレストランをオープンさせたいと、8年後にその夢は現実となる。夢が叶って喜びと希望に満ちていた夫に対して、口を開けば不安な言葉しか発しない亜紀さん。毎日が「心配」に支配されていた。

しばらくして、2人が同じ環境下で正反対の感情を持っていることに、亜紀さんは大きな疑問が湧いた。そして「心配になるのは環境や事柄が原因ではないのだ…出来事はただ起きていて、自分がそう感じているだけ」と気づいたという。

それからは自分の発する「言葉」や「感情・思考」に意識を向け始めた。それらはもれなく自分の耳が、脳が、身体が全て聞いている。そんな目に見えないものが自分の身体に、行動に、そして人生にも影響を与えるとしたら…

そこから、目に見えないものが、エネルギーとして確実に「在る」ことに興味を持ち、エネルギーを扱うセラピーを探し始める。そこで出会ったのが「音叉」。
ある日のこと、「自分の今までの興味関心が1点に集約されたかのように、電車に乗っていたらふと“アロマ音叉”と言う言葉が閃いた」と当時を振り返る亜紀さん。

アロマ音叉の学びを通して、香りと音の療法に触れ、自分の変化にも気づく。常にずっとあった漠然とした不安感情が薄れ、自分の役割がより明確に見えてきたと語る。
技術や知識が身につくことに喜びとワクワクを感じると共に、何よりも興味深かったのは「カウンセリング」。亜紀さんは今まで、どの環境でもなぜか人から相談を受けることが多かったと言う。

カウンセリングを学ぶと、今までの「相談=アドバイスを与える」の自己流のやり方は、本当の意味でその方々の為にはなっていなかったと大きな気づきがあったと言う。アロマ音叉を通して「傾聴」の大切さを知り、今となってはたくさんの失敗と後悔を重ねてきたカウンセリングが亜紀さんの特技となる。また、学びを通して出会った師匠や仲間にたくさんの傾聴をしてもらって、本当の自分に向き合う上で「他者」の存在は必須と実感したそう。

「アロマ音叉の音と香りの影響は、目には見えないけれど確実に影響します。」と断言する亜紀さんの表情には不安が全く見られない。自分の心に正直に従いながら生きてきた亜紀さんにとって、クライアントさんが自分の「本物の感情」に向き合うお手伝いは得意分野。そんな亜紀さんが提供するセッションは「自分らしくご機嫌で生きられる人生に導く」と定評がある。

自分の本音に従い、人に左右されることなく魂の行きたい方向に気づきを得たい方は、ぜひ亜紀さんのサロンへお薦め致します。

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